株式会社エイペックス・モバイルサイトはこちら

NEWS
HOME > NEWS > 2001年8月17日記事

2001年8月17日 徳島新聞掲載記事

不況に克つエイペックス情報技術(IT)革命の進展でインターネット関連市場は拡大しているが、一方で起業家が次々と現れ競争は熾烈で、独自のアイデアと技術力がますます問われている。
「高校時代からパソコンに興味を持ち、米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツにあこがれていた。30代を迎えて起業のラストチャンスだと思った」。エイペックス(徳島市沖浜東)の宮田正順社長(36)がたった一人で会社を設立したのは1995年8月。徳島大学工学部情報工学科を卒業後、ワープロソフトなどの開発技術者として7年間勤めたジャストシステムを脱サラしての起業だった。
業務は、大手ソフト開発会社の下請けから、企業のIT化支援やコンサルタント、オリジナルソフトの開拓など幅広い。県内の病院で、レントゲンの画像や入院患者のデータを管理するシステムの構築なども手掛けている。8割が県内関係、2割が首都圏の企業などの仕事だ。
独創性と技術で挑戦 添削ソフトで事業拡大へ徳大の恩師や知人の紹介による受注などで認知度もアップ。独立当初、700万円だった売上高は、今年3月期には2億3千万円に伸びた。社員13人のうち10人がコンピュータープログラマーという技術者集団になった。
株式会社エイペックス徳大大学院工学研究科で知能情報工学を専攻し1999年に入社した一宮浩教さん(27)は「先輩からノウハウが吸収できる風通しのいい会社。人の役に立つ自社製品をどんどん作りたい」と意欲を燃やす。
同社は最近、インターネットを使った通信添削を支援するソフト「Web版E-Correct(コレクト)」を開発し売り出した。これを核に、全国から電子学習のシステム構築を受注し、業務の拡大を目指す。
宮田社長は「全国に新製品を売り込む営業力の強化が課題だが、ベンチャースピリットを持って挑戦し続け、将来は株式を公開したい」と今後の報告を力強く語った。

<< prev | index | next >>

ページ上部へ移動