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1997年12月2日 徳島新聞掲載記事

徳大開発の電子メール添削ソフト

電子メールで添削した文章の修正課程が一目で分かるパソコンソフト「ココア」を開発した徳島大学工学部の研究グループが、徳島市のエイペックス(宮田正順社長)と共同で、来年6月にも同ソフトを商品化することになった。同大では「大学と企業の共同研究はまだまだ少ない。研究結果を社会のために役立てたい」と話している

修正箇所一目で

同ソフトは、文章を添削してもらおうとする生徒と教師の両方で使う。教師は生徒から電子メールで送られてきた文章を同ソフトにかければ行間にスペースが設けられ、修正の指示を書き込むことができる。
修正したい場所をマウスで指定し、画面の上にある「追加」「訂正」「削除」などの項目を添削すれば、画面上に日本工業規格の校正記号が表示される。この後、置き換える言葉を入力して、生徒に電子メールで送り返す。これまでの電子メールを使った文章の添削は、送られてきた文章を教師が清書して送り返すしかなく、生徒は元の文章がどう修正されたのか分からない欠点があった。
開発したのは、同学部知能情報工学科の矢野米雄教授らの研究グループ。反響が大きかったことから、矢野教授の教え子だった宮田社長が経営するエイペックスに商品化を働きかけた。
提供媒体はCD-ROMで、価格は5万円を予定。通信教育の会社、新聞・出版社、各種企業を対象に、初年度千セットの販売を目標にしている。

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